双極性障害を乗り越え、働けるようになった

 

私は22歳の時にパニック障害を発症し、28歳の時に双極性障害に罹りました。それ以降、まともに仕事もできず、家に引きこもることが多い生活を数年間送っていました。このままじゃいけないと思い、インターネットで堀井さんのページを見つけ、ゲシュタルト療法を受けることにしました。

 

私が病気になった直接のきっかけは、仕事上の人間関係でした。しかし、堀井さんのゲシュタルト療法を受けていくうちに、根幹にある原因は、幼少期の家族問題だということがわかりました。

 

特に強く抱いていた感情は、兄への恐怖です。兄は私が中学生くらいのころから不登校になり、家庭内暴力を振っていました。今は自立し、結婚をして別々に暮らしているのですが、実家に住んでいる私のもとへやってきて、暴力を振うのではないかという恐怖がありました。

 

エンプティ・チェア技法で兄の立場になってみると、兄の苦労や苦悩がわかるようになりました。幼少期、父親は工場で夜勤をしていました。幼い兄と私を置いて、母親が夜な夜な遊びに行ってしまい、兄は弟である私を守ろうと、すごい緊張感を感じていたのだと思います。そういったストレスが、高校受験失敗を契機に爆発し、不登校になり、家庭内暴力へとつながったのだと思います。

 

そう考えると、兄は私に対して怒りを抱いてはおらず、むしろ守ろうと大切に思っていてくれていると考えられるようになりました。すると、兄への恐怖心はだんだんと薄れていき、今では兄に電話をかけること、直接会うことにも抵抗を覚えることなく、用事があればこちらから電話をかけ、「もっと実家に顔を出せばいいのに」とまで言えるようになりました。

 

それから、母親、父親ともワークを通してちゃんと向き合えるようになり、私のインナーチャイルドは完全にというわけではありませんが、かなりの割合で両親や兄を許せるようになってきました。

 

すると、病気の方も徐々に安定し、この春から障碍者枠ではありますが、週に5日会社勤めができるようになりました。

 

堀井さんと出逢って約1年半、月に1~2度のワークをこなしていく過程で、気が付けば驚くほどの変化がありました。私は自分の中にある自分自身に正直になれるようになり、感情を表に出すことにも慣れてきました。病気はまだ寛解とはいかず、薬を飲む生活をしていますが、薬の量もだいぶ減ってきています。

 

このままいい状態をキープできれば、1~2年後を目途に今の会社で正社員登用も考えてもらえています。まだ不安はありますが、私も病気をコントロールし、安定させることに対して自信がわいてきています。

 

私のように精神疾患になり、先の見えない人生を送っている方も多いでしょう。しかし、病気は原因ときちんと向き合って、問題を解決することで、必ずいい方向にいくと思います。私の場合、そのきっかけを与えてくれたのが堀井さんでした。私の中にも、まだまだ問題は山積しています。これからも堀井さんのお力を借りて、その問題を少しずつ解決していき、病気を寛解させたいと考えています。